ご無沙汰しております。
社会保険労務士事務所みらいの飯村です。
現在、社労士業界は超繁忙期、毎日フラフラになりながら仕事をしている
のですが。。。
何故かプライベートでは最近、翻訳アプリで英文を作り、海外の方と英語で
やり取りをする、という生活を送っています。
DeepL翻訳とGoogle翻訳、時にはMicrosoft翻訳も使って、自分の翻訳文
や英文を作成・チェックしているのですが。。。
言いたいことをうまく伝えられません。
英文を翻訳するなら翻訳アプリでも問題ありませんが、伝えたいことを
相手に理解してもらうためには、アプリの力だけでは難しいな、と、
英語の勉強をおろそかにしてきた学生時代をまたも後悔しています。
見聞きした方も多いと思いますが、6月はプライド月間(Pride Month)でした。
世界各地で、LGBTQ+の権利を啓発するイベント等が行われていました。
何故6月なのか。
1960年代後半のアメリカ・マンハッタンで起きた「ストーンウォールの反乱」
が発端と言われています。
ゲイバーへの警察の介入に対し、多くの人々が抵抗しました。
今ではアメリカだけではなく、世界中で6月に、そのシンボルであるレインボー
フラッグを手に様々な活動が行われています。
そんな中、歌手の宇多田ヒカルさんが、自身は「ノンバイナリー」である、
とインスタグラムのライブ配信で発言されたことが話題となりました。
「ノンバイナリー」
以前、このブログで取り上げたことがあるのですが、覚えていらっしゃい
ますでしょうか。
私は・・・すっかり忘れていて、どういう意味だろう、と思っておりました。
情けないです。。。
改めてご説明します。
LGBT以外にも、男女どちらにも恋愛感情を抱かない人や、自分自身の性
を決められない・分からない人など、さまざまな人々がいます。
他者に対して恋愛感情や性的欲求を持たない人をアセクシュアルともいいます。
性的マイノリティはLGBTだけではない、ということで「LGBTQ+」と
表記されることもあります。
「Q」は、クエスチョニングとクィアの2つの言葉の頭文字とのこと。
クエスチョニングとは、性自認と性的指向が決まっていない、意図的に決めて
いないセクシュアリティを指します。
クィアとは、定義が難しい言葉の様ですが、現在は、性的マイノリティを
包括し自身を指す言葉として使用されています。
そして、「nonbinary:ノンバイナリー」とは、自分を男性にも女性にも分類
されないと認識している人、という定義だそう。
「LGBTQ+」の、「Q+」、ということですね。
宇多田さんは、また、敬称の「Mr.」「Mrs」等だけではなく「Mx.」という呼び方
を紹介していました。
「Mx.」とは、相手の性別が不明な場合に使用する敬称です。
イギリスでは以前から使用されているようですが、アメリカや他国ではまだなじみがない呼び方です。
日本では、「様」や「さん」等、性別で区別しない敬称を主に用いますのであまり気になりませんが、英語では相手を呼ぼうにも性別を知らないといけないのですよね。。。
以前のブログで、三人称として「he」「she」ではなく、「they」を性別不明の場合
に使用する例をご紹介しました。
いろいろな言葉が出てきて、どれも覚えられない、と思っている方も多いと
思います。
大事なのは、人をカテゴライズしようとするのはとても難しく、いろいろな人がいるのだ、ということをまずは理解する、ことなのかなと思います。
今回は、職場での取り組みについてお伝えする予定だったのですが、
ノンバイナリーについて取り上げさせていただきたく、テーマを変更しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「人」と「組織」と「社会」のみらいのために
社会保険労務士事務所みらいのメンバーブログを、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
飯村