外国人を雇用したら

725f9fdcde9c362ff32dcfaf496a51a7_sご無ご沙汰しております。
社会保険労務士事務所みらいの飯村です。

4月に入り、そしてそろそろGW。いつのまにかもうすぐ5月に!!!
連休で海外に行かれる方がいらっしゃるかもしれませんね。

GWや年末年始に海外へ出発する方のニュースを見るたび、いつか行ってみたいな…と思うのですが叶う日はくるのでしょうか。(資金力が…)

 

荒木のブログでもおつたえしましたが、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は
4月10日、2065年まで50年間の将来推計人口を公表しました。

日本の人口は2053年に1億人を割り、65年には3割減の8808万人に
なるそうです。

衰退していく国…寂しいですね。人口、増えてほしいな…

なんて嘆いてはいられません。

 

4月は出会いの季節。社会保険労務士事務所では入退社の連絡を会社からいただきます
ので、4月は忙しいんです。

あれ、でも。退職者数の割に入社人数が少ない…今年はなんだか。
と、感じてしまいました。たまたまかもしれませんが…

 

さて、外国人雇用について。

「次回は、雇用管理での注意事項についてお伝えいたします。」と前回ご案内した
のですが、採用時の手続きについて1つ追加でお伝えしたいことが。

「健康保険・厚生年金保険、雇用保険といったものも、日本人と同様に手続きを
取らなくてはいけません。」とご案内しましたが、もちろん、

取得の条件を満たさなければ手続きしなくても問題ありません。

 

が。雇用保険を取得しない場合、外国人雇用状況届出書を職安に出さなければなりません。

雇入れ、離職の都度。

届け出期限は雇入れ、離職とも、翌日末までとなっています。

在留資格やローマ字等、在留カードで確認した情報を届出ますので、離職の際に在留期限切れになっていないかもしっかり確認しないといけません。

雇用保険取得の場合は、取得手続きの際に同様の内容を記載します。

 

以前ご案内した「厚生労働省の発表による平成28年10月末時点での外国人労働者数は
約108万人。」のデータは、この届出をもとに算出されています。

 

ここで注意です(というか反省です)。

この届出書は、該当する外国人が勤務する施設(店舗・工場など)の住所を管轄
する職安に届出します。

私は以前、間違って本社を管轄する職安へ届け出てしまい、職安から指摘を受ける、と
いった恥ずかしいミスをしてしまいました…

間違って届出してしまう方、多いそうです。

雇用保険の取得や喪失手続きを取る職安とは異なります。
どうぞお気を付け下さい。

この届出はインターネットによる電子申請も可能です。

一度チャレンジしようと思いましたが、その他の社会保険関係の電子申請とはシステムが
異なり、あまり使い勝手が良くなかったです、、、

 

「雇用管理での注意事項」

これを今回はお伝えしようと思っていたところ、何とも素敵なリーフレットが厚生労働省
から公表されました。

題して、「外国人の活用好事例集~外国人と上手く協働していくために~」

先日の荒木のブログでもご案内しましたが、外国人雇用されている方・ご検討されている方、
既にお読みになりましたでしょうか。

 

とっても参考になることが盛りだくさんです。
外国人と上手に協働していくための3つの要諦として、

1.外国人にとっても魅力的な就労環境を整備し、自社が求める人物像を事前にはっきりと
させた上で、効果的な募集・採用経路を選択しましょう。

2.「言語」 「能力開発」 「メンタルサポート」 「安全衛生」 「宗教・文化」などについて、
ボーダレスな職場環境を目指しましょう。

3. 日本での生活を開始する外国人社員は、言葉の壁などから、様々な困難に直面します。
外国人社員が生活者として自立できるよう積極的にサポートしましょう。

をあげています。かなり丁寧な内容。

 

そして、外国人社員を受け入れるにあたってのポイントとして、

1.募集・採用について 2.配属・評価について 3.職場環境の整備について
4.教育・育成について 5.生活支援等について

の各項目ごとに参考となる好事例をあげています。

一番気になったのが、「外国人社員のキャリア形成を的確に行える日本人管理職を育成」
というところです。

そうですよね、受け入れる側の体制整備をしておかないと、ミスマッチ等にも繋がります
よね。

もちろん、これは日本人採用でも同じこと。

その他外国人社員の在留手続をサポート」ですとか、
「初来日時の不安感を軽減するため日本人社員が空港に出迎えに行き、宿舎まで同行」
「地域社会に外国人社員が早く溶け込めるよう、日本人社員が同行して近隣に挨拶」

ここまでされている会社は少ないのではないでしょうか。

コストをかけずに、今すぐ対応できそうなことも多いと思いました。

是非一度ご確認ください!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

弊所セミナーのご案内です。

いま求められる過重労働対策 その最新情報と対応について

日時:2017年5月18日(木) 14:00~16:30
会場:神奈川中小企業センタービル13階会議室
対象:経営者、人事総務担当役員の皆様
参加費:お一人様 10,800円 2人目からは5,400円
講師:株式会社ヒューマンリソースみらい
代表取締役 特定社会保険労務士 荒木康之

詳しい情報は以下↓をクリックください。

過重労働対策セミナー.pdf

お申し込みは必要事項にご記入のうえFAXください。

 

「人」と「組織」と「社会」のみらいのために
社会保険労務士事務所みらいのメンバーブログを、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

飯村

コメントを残す