外国人の労災について

こんにちは。

社会保険労務士事務所みらいの酒井です。

 

横浜に引っ越してきて、15年ほど経ちます。
横浜駅を利用していますが、日本のサグラダ・ファミリアと言われるだけあって、
常にどこかで工事しているし、お店も入れ替わるので、いつも迷子状態でした・・・
大規模な工事は完了した、と聞いていたのですが、
横浜市が進めている「エキサイトよこはま22」という横浜駅周辺地区の
まちづくり計画はまだまだ絶賛進行中。
「22」というだけに22世紀に完成する予定なのでは・・なんて書いてあるブログも
あります。
「横浜駅SF」という小説は、横浜駅が自己増殖を始めてしまい、本州の99%が
横浜駅になる、というお話しですが、駅近隣のビルから歩道橋をつなぐ工事も
たくさん行われていて、本州は大袈裟だけど、みなとみらい地区あたりは横浜駅に
吸収されるのではないか、と時々思うほどです。
と、何が言いたいか、というと、「好きだったお店がいつの間にか撤退して、
別のお店になっていて残念だった涙」ということなんです・・・

 

さて、気を取り直して、今回は

「外国人の労災」についてです。

 

厚生労働省の令和3年10月時点での発表によると、日本で働く外国人労働者数はなんと

1,727,221人!!

外国人を雇用する事業場数は、285,080カ所もあるのだそうです。

これは、外国人雇用状況届出書を集計した数字となっています。

??外国人を雇用しているけど、そんなの提出したことないよ、なんて言わないでくださいね!

詳しくは飯村のブログでご確認ください!

 外国人を雇用したら、必ず提出が必要です。

 

そして、外国人であっても、業務災害、通勤災害が発生したら、労災の対象となります。

 

日本語があまり上手でない外国人労働者に説明するのは、大変だなあ、と思いますが、
厚生労働省の労働基準局のHPには、外国語の労災保険給付パンフレットが掲載されています。

 

厚生労働省 「外国人労働者向け労災保険給付パンフレット」

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/gaikoku-pamphlet.html

 
その種類が多い!

 
・日本語
・英語
・ポルトガル語
・韓国語
・ベトナム語
・タイ語
・インドネシア語
・ペルシア語
・スペイン語
・タガログ語
・カンボジア語
・ネパール語
・ミャンマー語

  
タイ語だとこんな感じです。

 

どんなことが書いてあるのか、というと、

「労災保険とは」
「ケガや病気の治療を受けた場合の給付手続きの流れ」
「休業(補償)給付、遺族(補償)給付について」
などなど。

 
分かりやすい言葉で、簡潔に書いてあるので、日本人労働者にも読んでみてほしいくらいです。

 

外国人労働者であっても、労災の給付や手続きは、日本人労働者と同じです。

 
ただし、本国へ帰った場合には、注意すべきことがあります。

【 海外で治療を受けた場合 】
診療の内容が労災として妥当であり、必要と認められた場合には、治療に要した費用が支給されます。

【 保険給付額 】
支給決定日によける外国為替換算率(売りレート)で換算した邦貨額となります。

【 対象外となるもの 】
① アフターケア
② 義肢等の補装具費の支給(一部例外あり:車椅子など)
③ 外科後の処置
④ 労災就学等援護日(日本国内の学校に通学している場合)

 

そして!大事なこと!

外国人労働者が労災を起こさないような就業環境を作ることも、事業主の義務です。

 

各労働者の日本語の理解力を把握しておく、とか、
外国人向けの教育を行うことも大事ですね。

日本語と母国語の両方を併記したテキストを作成して研修を行う、など、
細かな対応が必要となります。

 

東京労働局に「安全に働くための基本」「職場内の危険への対処の基本」というテキストが掲載されています。
建設業とそれ以外に分けてあり、英語、ポルトガル語、スペイン語、中国語などがあります。

 

東京労働局 外国人労働者の労働災害防止

https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/jirei_toukei/pamphlet_leaflet/anzen_eisei/_122213.html

 

これ、中身が可愛いので、ちょっとご紹介します。

東京労働局 「安全に働くための基本」建設業(日本語、ポルトガル語)

日本語、ローマ字、英語、ポルトガル語が併記されています。

 

そして、安全標識についても説明があります。

東京労働局 「安全に働くための基本」(日本語、ポルトガル語)

 

確かに、私たちには見慣れた標識ですが、外国人が理解してくれていないと大変なことになります。

標識にも、外国語の表記をしておくといいですよね。

 

労働者全員が、安心して働ける環境を作り、労災が発生したら適切に対応できるように、体制を整えておくことが大事ですね。

 

「人」と「組織」と「社会」のみらいのために

社会保険労務士事務所みらいと
社会保険労務士事務所みらいのメンバーブログを、
引続き宜しくお願い申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

酒井

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