従業員からイデコの申し出があったら?(転職者Ver. 1)

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こんにちは。
社会保険労務士事務所みらいの酒井です。

早いもので、あれから1年。
もう横浜開港祭の時期が参りました!
今年は6月1日(金)、2日(土)というナイス日程!
盛り上がりそうです!

 

ところで、この3つ、なんのマークかご存知でしょうか。

よこはまかながわ

左から、横浜市の徽章。横浜市のステートメント。神奈川県の県章です。

横浜市の徽章は、片仮名の「ハマ」を組み合わせたものなんです。
意外と地味・・
1909(明治42)年、横浜港「開港50周年」の記念で制定されました。

 

でも、最近は真ん中のほうがよくお見かけします。

こちらは2009年、「開港150 周年」に造られたもの。
「横浜の未来像」を表したステートメントで、風をイメージし、風車の羽をモチーフにYOKOHAMAの「Y」を表したものです。
市の徽章ではないですが、市職員の方の名刺には、このマークが入っています。

やっぱりこちらのほうが少し今っぽいですね。

 

右端は神奈川県の県章です。

これは漢字の「神」です。
シンプル~。

 

最後は、みらいの事務所がある横浜市中区のロゴマーク。

中区

な、なんと!
これはこれで斬新。
西暦と「区制○○周年」の数字の部分は、毎年更新するんだそうです。

 

さて、先月、お客様からこんなご質問がありました。

 

「新しく採用した従業員から、イデコを継続したい、と申し出があったんだけど・・・」

おおっ。来ました。

 

イデコは、持ち運びができます!
転職しても、退職しても、年齢上限までは続けることができます。

 

今回のイデコ継続希望の方は、転職前の会社の時に加入していて、ご退職。
仕事は少しお休みしてました。お休みの期間は、国民年金第1号でイデコ続けてました。
で、今回、再就職したので、このまま続けたいです、というご希望でした。

 

ステップとしては、次のとおり。

1.本人から加入金融機関へ「再就職した」と連絡
2.自宅へ書類が届く
3.「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」を会社へ提出
4.会社が記入したものと「加入者被保険者種別変更届(第2号被保険者)」を一緒に金融機関へ提出

完了です。

 

イデコは、個人での加入が原則ですので、まずはご自身でお手続きしてもらう必要があります。
加入金融機関(運営管理機関)に「再就職したんだけど」と連絡してもらうんです。
国民年金第1号から第2号への切替手続きが必要なためです。

 

すると、ガッテン!とばかりにご本人宛に書類が届きます。

①事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書
②加入者被保険者種別変更届(第2号被保険者)

この①を会社へ提出します。

この用紙、4枚複写になっています。

証明書
「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」 出典:イデコ公式サイト 本ページ内の出典元は全て同じ

 

拡大して左から。

証明書日代理

 

左側の 1.申出者の情報 の部分は、ご自身で記入する部分ですので、
基礎年金番号と氏名を記入。押印も必要です。(スタンプ印は不可)
そして、掛金を給与天引きにしてもらう(=事業主払)か、個人払込にするか、決めます。

 

記入したら、会社へ提出します。

受け取った会社で記入するのは、2から7までです。

 

2.申出者の他の企業年金等の加入状況 の部分
これ、ちょっと作業が必要です。

 

実はこの用紙の右側がフローチャートになっています。

 

右.jpg

申出者は60歳未満の厚生年金保険の被保険者です。 から始まります。
該当すれば、はいへ進み、該当しなければ、いいえへ進みます。

例えば、この方が50歳で、転職先の会社は一般企業、厚生年金保険のみ加入。他に年金制度は導入していない、という場合には、
申出者は60歳未満の厚生年金保険の被保険者です。 ⇒ はい
事業所に企業型確定拠出年金制度があります。 ⇒ いいえ
申出者は以下のいずれかに該当します。
・企業年金等(※1)の加入員、または加入者
・共済組合員(※2)   ⇒ いいえ

となり、行き着くところは
拠出限度額 月額 23,000円
00:他年金制度なし
(企業年金制度なし)
の枠となります。

この場合には、
右側の 2.申出者の他の企業年金等の加入状況 の部分に 00 と記入することになります。

従って、会社の年金制度等によって、記入する番号が異なってきます。
また、加入資格がない場合には(60歳以上の場合)、以下は記入せずご本人へ返却します。

このチャートの結果で、掛け金の上限(拠出限度額)も分かるようになっています。

 

3.事業主の署名および押印等 の欄
必要事項を全て記入。押印(会社代表者印)します。

と、ここに小さな注意書きが!
申出者について、以下の5.~8.のとおり証明し、「事業所登録」がない場合、この証明書の内容で登録を申請します。

これ、なんのことかと言うと
「いままでイデコ加入者がいなかった会社さんは、ここに記載された内容で事業所登録します」ということなんです。

従業員がイデコに加入する場合、会社は知らんぷりできません。
イデコやってる事業者です、という登録が必要です。
その登録が、ここで済んでしまう、という訳です。

いままで、イデコをやっている従業員がいなかったので、事業所登録していない、と
いうなら
5.連合会への「事業所登録」の有無等(複数回答可)
の欄は、
いずれの登録もない
にチェックを入れます。

すると、この記載内容を元に、登録される、というわけです。

 

4.申出者を使用している厚生年金適用事業所の住所・名称等
これは、事業主と厚生年金適用事業所が違っている場合に記入が必要となります。
??違うことってあるの??
厚生年金は、事業場ごとに適用するので、違っている場合には、この加入希望者の事業所の住所、名称を記入します。

 

次に、会社がしなくてはいけない事。
掛金を、給与天引きにするか、自分で払い込んでもらうか、を決めます。

イデコの掛金を給与天引きにして、会社から国民年金基金連合会へ支払う形が原則なのですが、まだ誰も加入者がいなくて、天引きにする給与システムが整っていない、という場合には、ご自身で払い込んでもらうことができます。(ご自身の口座からの直接振替え)

6.申出者の掛け金納付方法((3)に該当する場合、「事業主払込」が困難な理由を①または②で選択(記入)してください。)
(1)申出者が希望しているため、「事業主払込」とする
(2)申出者が希望しているため、「個人払込」とする
(3)申出者は「事業主払込」を希望しているが、「個人払込」とする (4)申出者は「個人払込」を希望しているが、「事業主払込」とする

ご自身で払い込んでもらう場合には、(2)または(3)となります。
(3)の場合には、理由が必要です。

 

7.下表の「退職手当等制度の種類」について、申出者が“現時点で資格を有する場合のみ”「資格取得年月日」を記入してください。

これは、この届を提出する時点で、資格を有しているものについて、
資格取得日を記入すれば大丈夫です。

これで、記入は完了!

4枚目は、会社の控えとなりますので、ペリっとはがして、1枚目から3枚目を本人へ返却し、
本人から②加入者被保険者種別変更届(第2号被保険者)と一緒に提出してもらいます。

2号種別
この②の用紙の 「登録事業所番号」 は、今回のように、いままでイデコ加入者がいない場合(今回、発番される場合)には、空欄のままで大丈夫です。

掛金額区分には、毎月定額の場合には、その金額を、
納付月によって変更する場合には、「加入者掛金額変更届」を添付します。

 

事業主払込を選択した場合、もう一枚、記入が必要です。
「個人型年金加入申出書(第2号被保険者用)」 会社の口座の登録です。

口座

上段は、本人が記入。
下段は、会社の口座の登録です。
事業主払込といっても、毎月振り込みしなければならないわけではなく、登録の口座から引落しとなります。

 

これらの用紙の提出で、イデコは継続加入となります。この登録が提出、完了すると翌月には
❶事業所登録通知書
❷事業主の手引き
❸個人型年金掛金引落事前通知書兼個人型年金掛金納付結果通知書
というものが送られてきます。

❶に、事業所番号が記載されてきますので、次からはこの番号を各用紙に記載
することとなります。

❸は、事業主払込の場合だけ送られてきます。

 

イデコの事業所登録をすると、年1回6月中旬ごろ「加入者の年金状況についての証明書」が送られてきます。
届きましたら、対象者の加入資格の有無を確認し、期日までに回答してください。
個人型確定拠出年金規約(50条)にて、事業主様は年に一度加入資格の有無について国民年金基金連合会へ報告することが定められています。

 

従業員さんから、イデコやりたい、と言われても、「そんな制度、うちの会社にはないよー」なんて、返事してはだめですよー。

 

「人」と「組織」と「社会」のみらいのために

社会保険労務士事務所みらいと
社会保険労務士事務所みらいのメンバーブログを、
引続き宜しくお願い申し上げます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

酒井

 

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