国民年金第1号の公的年金制度とイデコ

年金

こんにちは。

社会保険労務士事務所みらいの酒井です。

 

2月。寒い日が続き、受験シーズン真っ只中です。

頑張ったことは、絶対に無駄にはならない。

やれるだけやって、胸を張って試験に臨み、

どんな結果も受け入れようではありませんか。

 

なんて・・・言ってられない。

ああ・・・うちの坊主はどうなっていることやら。
(ブログアップ現在、結果待ちです)

 

中学受験ってほんとに残酷で、たった12歳で敗北感を味わったり、

下剋上を経験したり、大きな決断をしたり・・・

親には言えない感情もたくさん抱えていて、ひっそり泣いたり・・・

してるんだろうなー。

 

能天気、あっけらかん、酉年生まれだけに3歩あるけばすぐに忘れる、って

うちの愚息も、

最後1カ月くらいは、机の前から動かない。何も喋らない。

じっとお守りを見つめてる。

そして「僕は〇〇中学に 1 位で合格したい」と、時々呪文のようにつぶやく。

(あっ、これは優秀とかそういうこととは全然違い、親の懐を考えて

特待生になりたい、ということだそうです)

そんな状況でした。

 

でも、大丈夫。どんな結果であれ、母さんはずっと見守って応援していきます。

あっと。すみません。これ、お涙頂戴受験ブログじゃなかった。

 

 

本題に。

今回は、国民年金第1号被保険者の方の年金制度と
イデコについて、詳しく見たいと思います。

 

国民年金第1号被保険者とは、自営業者、フリーランス、学生等で、20歳以上60歳未満の方です。
いわゆる会社勤めをしている人ではない人ですね。

 

基礎年金と言われる国民年金の保険料を毎月納付し、
通常は65歳から老齢基礎年金が支給されます。

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国民年金保険料は、前納すると割引きがあります。
現金納付・クレジットカード・口座振替の3つの方法で納付することができ、
割引き金額が異なってきます。
(詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。
→ http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html

 

前出のとおり、国民年金の老齢基礎年金支給額は、
平成30年1月現在 779,300円(満額の場合)。

うむむ。余裕を持てる金額とは言い難いですな。

 

そこで、国民年金にプラスできる公的制度と、イデコへの加入も
考えてみたいと思います。

 

国民年金第1号被保険者の方が加入できる上乗せの公的年金制度は
2種類。

付加年金 国民年金基金 です。

それぞれ、任意加入できるイデコにも加入した場合を考えてみます。

 

 

①国民年金だけ加入している人がイデコに加入した場合

60歳まで、国民年金保険料+イデコ拠出金を支払います。

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このケースだと、イデコの拠出限度額は、年額816,000円。
月額にすると、68,000円です。

イデコを限度額いっぱいに設定すると、
国民年金保険料(16,490円)+イデコ拠出金(68,000円)=84,490円の支払いが必要です。(前納割引き等を勘案せず、月額にした場合。以後同様)

将来、受給できる年金は 国民年金(老齢基礎年金)+イデコ給付金 となります。

 

 

②国民年金にプラスして、付加年金に加入し、イデコにも加入した場合

「付加年金」とは、
国民年金保険料に上乗せで、付加保険料を毎月支払っておくと、
年金受け取りの際に、付加年金もプラスしてもらえる、という
公的年金制度です。

国民年金第1号被保険者の方のみの特典なんです。

これが、結構オトク!!

付加保険料は、月額400円。
付加年金額は、「200円×付加保険料納付月数」です。
例えば、20歳から60歳までの40年間=480月、付加保険料を納めていた場合、
納付する付加保険料は
400円×480月=192,000円
もらえる付加年金額は1年間で
200円×480月分=96,000円

なんと、付加保険料を納めた分は、2年間でモトが取れます

しかも、この付加保険料も、前納割引き有です。
(厚生労働省HP
→ http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/sonota-kyufu/1go-dokuji/20120803.html )

 

国民年金プラス付加保険料を払っている人がイデコを始める場合

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国民年金保険料+付加保険料+イデコ拠出金を支払います。

 

しかし、ここで注意が必要なんです!

付加保険料を払っている場合、イデコの月額上限は67,000円と、
付加保険料を払っていない人に比べて、1,000円 低くなっています。
これは、付加保険料とイデコの拠出金あわせて68,000円と設定したいところ。
なのですが、付加保険料は400円。

イデコの拠出金は1,000円単位なので、限度額は67,000円に下がってしまう、という訳です。

よって、この場合の最高拠出額は、

国民年金(16,490円)+付加保険料(400円)+イデコ(67,000円)=83,890円となります。

受給できる年金は 国民年金(老齢基礎年金)+付加年金+イデコ給付金 です。

 

③国民年金プラス国民年金基金に加入している人がイデコにも加入した場合

「国民年金基金」というのも、
国民年金第1号被保険者だけが加入できる公的な基金です。

国民年金基金には、2種類あります。

都道府県ごとに1つずつある「地域型国民年金基金」と、
職種ごとに全国規模で設立されている「職能型国民年金基金(現在25職種)」です。

どちらか1つの基金を選択して加入することができます。

「職能型国民年金基金」には、漁業者国民年金基金や全日本電気工事業国民年金基金、全国損害保険代理業国民年金基金、日本麺類飲食業国民年金基金などがあります。

社労士基金も弁護士基金もありますよ。

地域型・職能型のどちらの制度に加入しても同じ掛金を納付し、同じ給付を受けることができます。

この国民年金基金の掛金の上限は原則1ヵ月で68,000円です。

ただし、国民年金基金に加入している人は、その月額とイデコの拠出月額を合わせて
68,000円までとなっています。

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よって、拠出限度額は、
国民年金(16,490円)+国民年金基金とイデコ合計(68,000円)で84,490円となります。

この場合、受け取れる年金は
国民年金(老齢基礎年金)+国民年金基金年金(老齢年金)+イデコ給付金 です。

 

ちなみに、付加年金と国民年金基金は、同時に加入できません。
両方できて、イデコもプラスできたら最強な感じがするのにー。
残念。

 

 

国民年金第1号被保険者の方は、会社勤めの方が加入する「厚生年金制度」が
ありません。

将来受け取る年金額を考えると、国民年金だけでは心配になりますよね。

公的な制度である付加年金や、国民年金基金への加入、
そして、税制面でもとても有利なイデコも、加入を検討されてはいかがでしょうか。

 

【注意】
※国民年金第1号被保険者で、下記の人は、イデコの加入はできません。
①保険料を免除されている人(一部、全部)
②保険料の納付猶予を受けている人(学生等)
③農業者年金の加入者

※本ブログ内表示金額は、平成30年1月時点のものです。

※前納等の割引きを勘案せず、毎月納付する前提での金額です。

 

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「人」と「組織」と「社会」のみらいのために

社会保険労務士事務所みらいと
社会保険労務士事務所みらいのメンバーブログを、
引続き宜しくお願い申し上げます。

最後までお読みいただきありがとうございました。13_表情_05_a

酒井

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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